今回のテーマは「注意」についてです。
日々、支援をされていると思いますが、今日もしくは昨日を振り返ってみてください。
おそらく注意をした場面があったのではないでしょうか。

その注意した行動について思い出してみてください。
これまでその注意を何度もしていませんか?


何度注意してもきかない、そんな風に悩まれている方も多いと思います。

注意しても改善しない原因の1つとして考えられるのは、口頭での注意に効果がないということです。
何度注意しても効果がないのであれば、アプローチを変えなければなりません。

例えるのが好きなので、例えさせて下さい。

効果がないのに何度も何度も注意することは、
プラスのネジなのにマイナスドライバーで何度も回そうとしていることと同じです。
※プラスのドライバー=その人にとって最適な支援方法、マイナスドライバー=口頭での注意

マイナスドライバーでプラスのネジは回りません(力技で回すのはなしです)
ネジに合う工具(適切な支援方法)を探さなければなりません。

この適切な支援方法は個々によって違うので、色々と試行し、見つける必要があります。
そして、この試行錯誤を永遠と繰り返さなければなりません。
なぜなら、人は成長するからです。
その成長に合わせて最適な支援を探り続けます。

この試行錯誤をせずに「何度注意してもきかない」と本人に原因を求めると、私たちも消耗しますし、本人もきついです。本人を変えることは難しく時間がかかりますが、私たちは今からでも変われます。

もちろん、注意をしてはいけないとは考えていません。
注意をすることも必要ですが、その前に出来ることがあると思います。

ぜひ、今からアプローチを変えてみてください。

大好きな言葉なのでもう一度言います。
本人を変えることは難しく時間がかかりますが、私たちは今からでも変われます。