「かかりつけ」で対応させて頂く相談員について紹介させて頂きます。
発達障害の方の支援を10年以上経験し、大学でお話しさせて頂いたり、施設での講師など色々とさせて頂いていますが・・・

18歳までは、障害のある方との接点は皆無でした。大学在籍時に転機を迎えるのですが、そのお話はまた今度。今日は、働きだしてからのお話をしたいと思います。

福祉系の大学を卒業後、障害福祉の世界に入ります。1年間、精神障害の方の支援をしていましたが、その後は主に発達障害の方の支援を10年以上することになります。もちろん、知的障害の方やダウン症の方の支援もしてきました。


支援をしてきたのは、主に成人された方です。上は50代から下は10代後半の方まで幅広く関わらせて頂きました。同性支援が基本ですが、就労支援(事業所内)の場面では女性の方を支援することもありました。特に勉強させてもらったのは、発達障害の方の1人暮らしの支援です。その方は、手帳でいうと重度の方でしたが、住み慣れた地域での一人暮らしを始めたばかりの方でした。


相談支援というものが出来る前の時代だったので、ヘルパーなどのサービス導入や調整などは、通所事業所の職員(私)がしていました。1人暮らしの形が出来上がるまで何年かかかりましたが、本人の意向を尊重した暮らしの実現が出来ました。この1人暮らしの実現をするにあたり、お金の管理や安全対策、食事、緊急連絡など暮らしていくために必要な生活支援を経験できたことは私の大きな財産になっています。


通常、子より親の方が先に亡くなります。障害のある方のご両親は自分たちがいなくなった時のことを心配されている方がほとんどだと思います。1人暮らしの支援を経験したことで、家族と暮らしている段階から準備しておくことの重要性に改めて気づかされました。そして、その準備はやはり計画的に行う方が良いと思います。


どうしても一緒に暮らしていると親がしてしまうことがあります。掃除、洗濯、お金の管理、食事後の片づけなどなど。この1つ1つの積み重ねが暮らしの土台になります。前職では、これらの生活スキル獲得の支援を丁寧に行っていました。もちろん、家でしてなくてもパッと出来れば問題ないのですが、そうでないことの方が多いのも事実です。


生活スキル獲得の支援を丁寧にと書きましたが、例えば、ただ口頭で伝えるのではなく、事前に絵や写真を使った手順書を準備し、視覚的にわかりやすい形で提示し、横でモデルを見せながら支援していました。支援の内容もその方の実態に合った形で考えていました。


1人ひとりに合った支援を考え、実践し、日々修正していく。このことを前職で学び、現在に活かしています。

支援に定型の答えはない、1人ひとりに合った答えを作っていく。
ゆえに、社名をメイクアンサーにしました。

上手くまとまったようで、まとまってないかもです!