10年以上、通所の施設で勤務してきましたが、本人を支援している家族の方の心身への負担が大きいことに課題を感じていました。施設内のことであれば、支援員が対応しますが、家庭内のことは家族の方が対応することがほとんどでした。施設へ相談に来られることもありましたが、多くの場合、問題が大きくなってからでした。

発達障害・知的障害の方に関する情報や知識は、書籍やインターネットで得られるようになってきましたが、今目の前にいる本人にどういった対応をすれば良いのかという支援スキルの部分はなかなか身に付けることが困難です。

障害のある方の支援を一人で行うことには限界があり、チームで対応することが不可欠です。日常的に家族の方の悩みや喜びを共有し、専門家として助言を行い、チームの一員として家族の方をサポートしたいと考えるようになりました。そこで、本人と家族に寄り添い、伴走するサービス「かかりつけ」を作りました。

「かかりつけ」は家族の方の悩みや喜びを共有し、助言するだけではありません。家族の方の支援スキルの向上も目指します。支援スキルが向上することで、課題や問題となる前に、その芽を積むことが出来ます。支援スキルの向上は、問題行動や不適切行動の予防になります。もちろん、マイナス面にだけ作用するのではなく、出来ることを増やすなどのプラス面にも活かせるようになります。

家族の方の負担を軽減することで、家族の方自身の人生を思い切り走ってほしい。家族も本人も自分の人生を走れるように寄り添い、チームの一員として伴走することができれば幸いです。


株式会社メイクアンサー 代表
田治 英朗



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